「圏域診断カルテ」

図 面 番 号

  4

圏域区分番号

 4

作成年月日

    年 月 日

2次メッシュコード

402707

3次メッシュコード

12,22,23,24,25,33

保全性分級区分名

自然環境の保全を図る区域

圏域内市町村名

本部町、今帰仁村

自然環境

























 

地形・地質











 

 地形分類は、概ね段丘崖であり、一部に高位段丘、中位段丘があり、川沿いに段丘を刻む谷がある。東部に丘陵地一般斜面、円錐カルスト、溶食凹地がある。沿岸部北部は概ね海浜であり、一部に低位段丘があり、西部に海食崖、ノッチがある。
 表層土壌は、北部は中粗粒褐色低地土壌、細粒グライ土壌、中央部は細粒褐色低地土壌、礫質暗赤色土壌、乾性黄色土壌、細粒赤色土壌、礫質黄色土壌、東部は細粒暗赤色土壌、細粒赤色土壌が混在する。西部は概ね細粒黄色土壌であり、一部に礫質暗赤色土壌、細粒暗赤色土壌、礫質褐色低地土壌、混合土壌、乾性塩基系暗赤色土壌がある。北部沿岸部は細粒暗赤色土壌である。
 表層地質は、概ね今帰仁層石灰岩(中生代)、緑色岩類(白亜紀〜三畳紀)、凝灰岩・一部チャートを含む(白亜紀〜三畳紀)である。東部は段丘堆積物(更新世)、琉球石灰岩(更新世)、与那嶺層粘板岩(白亜紀〜三畳紀)、国頭礫層(更新世)、チャート(白亜紀〜三畳紀)、斑岩類(第三紀)が混在する。西部は琉球石灰岩(更新世)、斑岩類(第三紀)が混在する。北部沿岸部には、段丘堆積物(更新世)、琉球石灰岩(更新世)、新期砂丘砂層・海浜堆積物・ビーチロック(完新世)が混在する。
 特異な地形・地質として、「カルスト地形」、「溶食凹地」、「石灰岩堤」がある。

植   物



 

 現存植生は、概ね畑地雑草群落、リュウキュウマツ群落であり、一部にチガヤ−ススキ群落がある。東部にナガミボチョウジ−クスノハカエデ群落、西部にギンネム植林がある。北部沿岸部にアダン−オオハマボウ群落、ギンネム植林、グンバイヒルガオ−クロイワザサ群落がある。
 植生自然度は、概ね2、9であり、一部に5がある。西部に5がある。北部沿岸部に5、10がある。
 特定植物群落として、「諸志御嶽の植生」(国指定天然記念物)がある。

動   物

 

 貴重な動物として、危急種1種、希少種6種(うち県指定天然記念物1種)が確認されている。
 また、少なくとも、危急種3種(うち国指定天然記念物2種)、希少種9種(うち県指定天然記念物3種)の生息推定域である。

そ の 他

 

 国指定史跡「今帰仁城跡」(県指定名勝)がある。埋蔵文化財包蔵地として、散布地2件、グスク2件、貝塚1件がある。
 具志堅ビーチがある。

社会環境






 

法 規 制

 

 北部沿岸部、東部・北西部の一部が保安林として指定されている。
 本部町は本部都市計画区域に指定されている。
 一部地域が悪臭規制地域に指定されている。

土地利用


 

 一部地域が地域森林計画区域に定められている。
 概ね全域が農業振興地域に指定され、概ね農用地区域となっている。
 土地利用の現況は、概ね普通畑、サトウキビ畑であり、中央部に針葉樹林、混交樹林、東部に広葉樹林、西部に一般住宅地区、南東部に牧草地、畜舎、パイナップル畑がある。沿岸部北部は概ね裸地である。

そ の 他



 

河   川
 

 繁間川、大港川、浜元川がある。
 

景   観
眺 望 点


 

                          特 記 事 項