平成元年３月３日指定、総面積156.16ha、うち特別地区 68.07ha。安和岳（標高432m）を中心と した嘉津宇岳（452m）・八重岳（453.5m）の一帯 に位置し、八重岳山頂部周辺を除き特別地区に指定されている。この地域はイスノキの優占する天然林であり、ヒナカンアオイ・カツウダケカンアオイ等の固有種が見られる。

　昭和40年10月１日指定、昭和53年12月９日区域拡張指定。沖縄島読谷村残波岬から名護市世富慶までの海岸沿い、嵐山及び屋我地島を含めた屋我地内海から辺戸までの海岸一帯と学術的に貴重な動植物のみられる与那覇岳・名護岳を含めた区域及び区域拡張指定された慶良間諸島を含む周辺海域を合わせた36,372ha。この公園の特徴的な自然環境は、沖縄特有の隆起石灰岩の海蝕崖とサンゴ礁、変化に富んだ海岸線、典型的な亜熱帯常緑広葉樹林とノグチゲラなどの貴重な動物の生息地である与那覇岳一帯の山岳地帯等である。また、指定区域の含まれる市町村は、国頭村・大宜味村・今帰仁村・名護市・恩納村・読谷村・渡嘉敷村・座間味村の、１市７村。なお、総面積36,372haのうち、陸域面積は10,320ha（特別保護地区769ha、特別地域6,730ha、普通地域2,821haであり、海域面積は26,052ha（海中公園地区493ha、普通地域25,559ha）である。

　昭和40年10月１日指定。糸満市摩文仁を中心に東風平町の一部、具志頭村の一部及びこれらの地先海域を含めた5,059ha。この公園の特徴的な自然環境は、延長11kmにも及ぶ雄大な海蝕崖景観等であり、我が国唯一の戦跡としての性格を有した国定公園である。また、指定区域の含まれる市町村は、糸満市・具志頭村・東風平町の１市１村１町。なお、総面積5,059のうち、陸域面積は3,127ha（特別保護地区29ha、特別地域521ha、普通地域2,577ha）であり,海域面積は1,932ha（全域が普通地域）である。