「沿岸域診断カルテ」

図   面   番  号

 57

沿岸域区分番号

 1

作成年月日

  年 月 日

保全性分級区分名

自然環境の厳正な保護を図る区域

沿岸域市町村名

具志川村

海域区分情報

鳥島西部の河口から久米島空港北部の海岸

自然環境













 

地形・地質
 

 海底地形分類は、サンゴ礁地形である。
 海底地質分類は、サンゴである。

藻場・干潟
サンゴ礁
 

 仲泊地先に藻場(25ha)が分布する。
 マガイ浜地先に干潟(18ha)が分布する。
 サンゴの被度は、5%未満である。礁縁部の被度は概ね5〜50%であり、一部に5%未満の海域がある。

動   物
 

 ミサゴ、カラスバト、シロチドリが確認されている。
 

植   物
 


 

そ の 他
 


 

社会環境






 

法 規 制
 

 全域が久米島県立自然公園(普通地域)に指定されている。
 

海域利用
 

 共同漁業権第20号が設定されている。
 

海岸線利用
 

 一部が埋め立てられ、空港用地となっている。
 

その他



 

河   川
海岸線形態

 1河川流入している。
 海岸線は概ね砂浜であり、西銘崎等には岩がある。

景   観
眺 望 点

 
 

特 記 事 項


















 

 久米島北西岸具志川村具志川城跡沖の裾礁では、礁嶺の岸側は塊状ハマサンゴが所々見られ、キクメイシ類や散房花状
ミドリイシ等が認められる。礁嶺下部は被覆状コモンサンゴが優占しており、アオサンゴも点在する。(「沿岸海域実態
調査(沖縄島及び周辺離島)」平成5年3月、沖縄県企画開発部)
 シンリ浜ではムナグロ、ダイゼン、クロサギなどが確認されている。清水小学校前の海岸ではアオサギ、ダイサギ、ムナグロ、クロサギなどが確認されており、冬季にはキノコ岩にウミウが見られる。(「久米島総合調査報告書」1994年 沖縄県立博物館)
 鳥島西側の遠浅海岸では、岩盤帯にヒトエグサなど、砂礫帯・岩帯にスジアオノリ、ボウアオノリなど、砂礫帯にヤバネモク、カゴメノリなどが生育する。大原南西の海岸では、岩盤上にヒトエグサ、スジアオノリ、ボウアオノリなど、砂礫底にスジアオノリなど、イリビシ間にベニアマモ、リュウキュウスガモなどが生育している。(「琉球列島における島嶼生態系とその人為的変革U」昭和56年)
 西部の一部に久米島空港建設に伴う、埋め立て等の地形改変が見られる。