図 面 番 号 |
52 |
圏域区分番号 |
3 |
作成年月日 |
年 月 日 |
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2次メッシュコード |
372511 |
3次メッシュコード |
64,65,66,74,75,76,83,84,85,86,95,96 |
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372521 |
06 |
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保全性分級区分名 |
自然環境の保全を図る区域 |
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圏域内市町村名 |
伊良部町 |
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自然環境 |
地形・地質 |
地形分類は、内陸部は概ね台地・段丘(中位面)であり、一部に丘陵地(開折谷・溶食谷)、台地・段丘(石灰岩堤)、その沿岸よりに崖(段丘崖)が取り巻いている。沿岸部南部は台地・段丘(下位面)であり、東部は概ね崖(海崖)である。 表層土壌は、東部は暗質暗赤色土壌、細粒暗赤色土壌が混在し、一部に塩基系暗赤色土壌、北西側に細粒暗赤色土壌、沿岸に埴質未熟土壌がある。西部は、概ね暗質暗赤色土壌であり、一部に塩基系暗赤色土壌。北側に細粒暗赤色土壌、沿岸に中粗粒褐色低地土壌、埴質未熟土壌がある。 表層地質は、概ね琉球石灰岩(第四紀・更新世)であり、南西端に新期砂丘砂層(第四紀:完新世)、西部に赤褐色粘土(第四紀:更新世)がある。北東部に北西−南東方向の断層がある。 特異な地形・地質として、佐良浜の南部に「石灰岩堤」、内陸部に「カルスト・ドライヴァレー(カルスト谷)」、伊良部島と下地島の間に「沈水カルスト谷」、南東部に「ドリーネ群」、「洞穴群」がある。 |
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植 物 |
現存植生は、内陸部は概ね畑地・雑草群落であり、タブ群落(ヤブニッケイ群落)、ウバメガシ群落(マルバニッケイ群落)、リュウキュウマツ群落、アダン−オオハマポウ群落、ススキ群団、外国産広葉樹林(ギンネム林)が混在し、西部にモクマオウ植林、ダンチク群落、隆起珊瑚礁植生、南西部にソウシジュ植林、南部にモクマオウ植林、北東部にソウシジュ植林がある。全域に市街地が混在し、西部に開放水域がある。沿岸部南部は概ねアダン−オオハマポウ群落であり、一部に隆起珊瑚礁植生、モクマオウ植林、ススキ群団、砂丘植生がある。沿岸部北部はアカテツ−ハマビワ群集である。 植生自然度は、内陸部は概ね2であり、1、3、5、9、10が混在する。沿岸部は概ね10であり、一部に3、5、9がある。 特定植物群落として、「国仲御嶽の植生」がある。 県指定天然記念物「国仲御嶽の植物群落」がある。 |
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動 物 |
貴重な動物として、希少種1種が確認されている。 また、少なくとも、絶滅危惧種2種(うち国指定特別天然記念物1種、国指定天然記念物1種)、危急種3種、希少種6種(うち国指定天然記念物1種)の生息推定域である。 |
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そ の 他 |
埋蔵文化財包蔵地「伊良部元島遺跡」、「スサビミャーカ遺跡」がある。 御嶽等拝所が7件ある。 |
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社会環境 |
法 規 制 |
全域が県設伊良部鳥獣保護区(集団渡来地)に設定されている。 一部地域が保安林に指定されている。 佐良浜地区に急傾斜地崩壊防止危険区域がある。 全域が伊良部県立自然公園(普通地域、特別地域)に指定されている。 |
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土地利用 |
概ね全域が農用地区域となっている。 一部地域が地域森林計画地域に定められている。 土地利用の現況は、内陸部は概ねサトウキビ畑であり、針葉樹林、広葉樹林、混交樹林、普通畑、空地、裸地、野草地が混在し、西部に公園緑地、一般住宅地区、文教地区、商業地区、運動競技施設、シュロ科樹林、業務地区、工業地区、南西部に厚生地区、北東部に公園緑地、一般住宅地区、文教地区、商業地区、北部に厚生地区がある。沿岸部は概ね裸地であり、一部に運輸流通施設、空地がある。 |
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そ の 他 |
河 川 |
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景 観 眺 望 点 |
渡口の浜(ビーチ・キャンプ)がある。 |
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特 記 事 項 |
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伊良部島・下地島間にはメヒルギ群落、シマシラキ群落で形成されるマングローブ林がある。 (「沖縄県立自然公園候補地学術調査報告 宮古群島」1975年 沖縄県) |