「圏域診断カルテ」

図 面 番 号

 49

圏域区分番号

 5

作成年月日

  年 月 日

2次メッシュコード

372522

3次メッシュコード

03,04,05,14,24

保全性分級区分名

自然環境の保全を図る区域

圏域内市町村名

平良市

自然環境



























 

地形・地質













 

 地形分類は、概ね丘陵地(小起伏丘陵)、台地・段丘(中位面)であり、一部に丘陵地(開折谷・溶食谷)、台地・丘陵(石灰岩堤)があり、北西部から南東部に断層崖、台地・丘陵(石灰岩堤)が伸びている。沿岸部は、北部に海浜、海岸低地、砂丘、南部に崖、板干礁がある。
 表層土壌は、北部北側は内陸部に暗質暗赤色土壌、沿岸部に灰色台地土壌、細粒黄色土壌があり、南側は概ね暗質暗赤色土壌であり、一部に細粒黄色土壌、沿岸部に細粒褐色低地土壌、埴質未熟土壌がある。
 南部は、中央部に細粒暗赤色土壌があり、その西側は暗質暗赤色土壌、塩基系暗赤色土壌が混在し、沿岸部に埴質未熟土壌(喜屋武統)があり、東側は細粒褐色低地土壌、灰色台地土壌が混在し、一部に暗質暗赤色土壌がある。
 表層地質は、概ね琉球石灰岩(第四紀:更新世)であり、西部・南部に島尻層群砂岩・泥岩(第三紀・鮮新世)があり、北部に新期砂丘砂層(第四紀・完新世)、島尻層群砂岩・泥岩(第三紀・鮮新世)があり、北西端から南部・西部から南部・北端に断層がある。
 表層地質は、大部分が琉球石灰岩(第四紀・更新世)と赤褐色粘土(第四紀・更新世)から成る。部分的に海浜堆積物・沖積層(第四紀・完新世)が点在し、東部に島尻層群砂岩・泥岩(第三紀・鮮新世)があ
り、南部から北部にかけてと、南部から西部にかけて断層が通っている。
 特異な地形・地質として、南静園北側、大浦東部・南部に「石灰岩堤」・「活断層」がある。

植   物






 

 現存植生は、概ね畑地・雑草群落であり、北部にモクマオウ植林、北西部にリュウキュウマツ群落、中央部にモクマオウ植林、タブ群落(ヤブニッケイ群落)、ガジュマル−クロヨナ群集、南部にタブ群落(ヤブニッケイ群落)、南西部にアダン−オオハマボウ群落、隆起珊瑚礁植生、南東部に隆起珊瑚礁植生、東部にアダン−オオハマボウ群落、西部に外国産広葉樹林(ギンネム林)がある。北部・中央部の一部に市街地
がある。
 植生自然度は、概ね2であり、北部に1、3、北西部に9、10、中央部に1、3、9、10、南部に9、10、南西部に3、10、東部に10がある。
 特定植物群落として、「野田山林のリュウキュウマツ群落」がある。

動   物
 

 貴重な動物として、少なくとも、絶滅危惧種1種(国指定天然記念物1種)、危急種4種(うち国指定天然記念物2種)、希少種7種(うち国指定天然記念物1種)の生息推定域である。

そ の 他

 埋蔵文化財包蔵地「元屋敷原遺物散布地」、「大浦多志遺跡」がある。

社会環境





 

法 規 制

 南西部の一部が保安林に指定されている。

土地利用



 

 沿岸部・中央部の一部を除き農用地区域となっている。
 一部地域が地域森林計画区域に定められている。
 土地利用の現況は、概ねサトウキビ畑であり、北東部に厚生地区、改変工事中の区域、広葉樹林、野草地、アダン林、一般住宅地区、空地、普通畑、北西部に針葉樹林、混交樹林、中央部に一般住宅地区、普通畑、野草地、広葉樹林、南西に広葉樹林、野草地、アダン林がある。沿岸部は概ね裸地である。

そ の 他


 

河   川

 

景   観
眺 望 点


 

特 記 事 項




 

 南静園(有水洞穴)がある。
 野田山林がある。