新生・沖縄県病害虫防除技術センターが発足しました!!

 平成18年(2006年)4月に沖縄県病害虫防除所と沖縄県ミバエ対策事業所が組織統合され沖縄県病害虫防除技術センターが発足しました。本県の植物防疫事業は「一般植物防疫対策と特殊病害虫対策」に分けて取り組んできましたが、「新生・病害虫防除技術センター」の誕生に伴い、行政も含めた、すべての植物防疫対策事業等については当センターが関わることとなっておりますので、関係各位のご指導と協力よろしくお願いします。
病害虫防除所
−事業等の取り組みと成果−
●亜熱帯気候の特性は病害虫の発生も周年見られ、また南方系、北方系の侵入病害虫や難防除病害虫等の発生も年々増加傾向にあり、県内における農作物の生産安定を図るため、発生予察技術の開発や現場での防除指導・農薬の安全使用指導及び農薬登録適用 拡大等に取り組みました。●サトウキビのハリガネムシ、アオドウガネ及び黒穂病対策や柑橘類のグリーニング病等々防除対策指導及び土着天敵を利用した環境にやさしい環境保全型害虫防除技術の普及等に取り組みました。●県外から侵入が懸念されていた花の重要害虫であるミカンキイロアザミウマが平成11年(1999年)6月に侵入、同年8月には関係機関の協力で根絶防除に成功しました。 ●病害虫の発生時期及び量を予測するため、定点及び巡回調査を行い気象予報や蓄積された各データなどを総合的に検討して防除適期や防除要否に関わる予察情報を作成し市町村、JA、その他関係機関に提供しました。●植物防疫対策の資質向上を図るための研修会の開催。現地から持ち込んだ病害虫診断も行い迅速・適正な防除指導を行いました。●外国からの農産物輸入及び国内からの移入農産物の増加に伴い、重要病害虫が侵入定着する危険性があるため、性フェロモントラップ調査を利用して早期発見に努めました。●農薬危害防止と残留農薬のない安全な農作物を生産するため、農薬の安全かつ適正使用指導、農薬取締法に基づく農薬販売業者や病害虫防除業者の指導、農薬の適正な保管と流通について立入検査による指導及び農薬登録適用拡大に向けた対策を行いました

                          ミバエ対策事業所
                       −事業等の取り組みと成果−
●ミカンコミバエは、昭和52年(1977年)からメチルユージノール誘引剤による雄除去法を実施した結果、昭和57年(1982年)に沖縄群島の根絶を達成、昭和59年(1984年)に 宮古群島、昭和61年(1986年)に八重山群島の順に根絶を達成し、柑橘等々の生産振興に多大な貢献をしました。●昭和53年(1978年)に久米島でウリミバエを不妊虫放飼法による根絶実験防除に成功しました。その成果を踏まえて本格的に防除を実施した結果、昭和62年(1987年)に宮古群島、平成2年(1990年)に沖縄群島、平成5年(1993年)に八重山群島を最後に沖縄県全域から根絶を達成し、ウリ類等々の生産振興に大きく貢献しました。●アリモドキゾウムシ及びイモゾウムシ根絶防除は本県の農業生産振興を図る上で重要な課題であり、また本土未発生地域への侵入まん延防止を図るためにも緊要であるため、久米島においてアリモドキゾウムシ、イモゾウムシの根絶防除事業を推進しています。●ウリミバエの不妊虫放飼法は、農薬を使わないで「環境に優しい病害虫防除技術分野では画期的な成果であり」国内及び国際的にも高く評価され、この技術をミバエ類の発生している国々からの技術移転の要請等があり、これまで国際原子力機関、国際食糧農業機関、国際協力事業団及びその他の国からの派遣される研修生を受け入れて研修を実施しました。●アフリカマイマイの発生地域については、被害軽減防除及びまん延防止対策のため市町村に対し防除用薬剤を譲与するなどの防除を実施しました。
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