沖縄県病害虫防除技術センター
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防除法(不妊虫放飼法)


 イモゾウムシを根絶するためには「不妊虫放飼法」という自然の繁殖能力を利用した技術が用いられています。
 イモゾウムシは病害虫防除技術センター内の大量増殖施設にて人工的に飼育・増殖します。生産した成虫は不妊化施設にてコバルト60によるガンマ線を照射し不妊化します。不妊化した虫はブレイズオレンジの蛍光色素でマークします。これにより、野外に放した後もトラップ等に誘殺されたゾウムシの体についた色素の有無で不妊虫と野生虫の区別がつき、野生虫の野外での数の減少を知ることができます。こうして作られた不妊虫はヘリコプターに積み込まれ、久米島上空から投下されます。

不妊虫放飼法とは
 人工的に大量増殖した虫に、放射線を照射することでオス成虫の精子に異常を起こさせ(不妊化)、ヘリコプターなどで野外に大量に放す方法です。不妊化されたオス成虫(不妊虫)と野外のメスは交尾できても産まれる卵にふ化能力はありません。したがって、野生虫を上まわる数の不妊虫を放飼すると、野生虫同士が交尾する確率よりも、不妊虫と野生虫が交尾する確率が増えるため、次世代の個体数は少なくなります。さらに大量の不妊虫を継続的に放飼し続けると、野生虫同士で交尾する機会はますます減少し、最終的には根絶に至ります。
不妊虫放飼法