沖縄の河川
沖縄の河川の特徴
沖縄県の河川は、沖縄独特の地形及び位置的条件(島嶼地域、亜熱帯性気候)から他府県とは異なる特性を有しています。
- 河川流域や平地部が小さく、河口や川沿いの低地に人口や資産等は集中する。また、流域や河道の貯留能力が極めて小さく、降雨は大概海へ直接流出する。
- 河床勾配が急で、流路延長が短い。また川幅が狭く、ほとんどが掘込河道となっている。
- 降雨の季節変動及び年の変化が著しいため、常時と洪水時の河川流量の比率が大きく、また、浸水被害や干ばつ・渇水による被害の常襲地帯である。
沖縄県内には大小あわせて300あまりの河川があります。
本県は小さい島々から構成され、比較的大きな沖縄本島でも南北に細長いため、その地理的条件から、いずれの河川も流域面積が小さく、流路延長が短くて急勾配となっています。
そのため、大量の雨が降れば一気に増水し、危険水位に達するまでの時間は、本土の河川と比べ格段に早くなります。
一方では、この地形的条件のため、河川の平常時の流量は極端に少なくなります。
このように沖縄の河川は、私たちの暮らしに欠かせない水の確保や水害防止の面では、極めて不利だといわざるを得ません。
そのため、沖縄県では治水、利水のためダムの建設や、環境に配慮した多自然川づくりを計画的かつ積極的に推進し、県民の命と暮らし、産業に必要な水の確保及び、安全で潤いのある水辺づくりに取り組んでいます。

2級河川と準用河川
大小あわせて300余りある河川のうち、51水系75河川を二級河川(県知事管理)、13水系21河川を準用河川(市町村管理)、それ以外を普通河川・水路(市町村財産)とし、適正な利用・流水の正常な機能保持などの管理が行われています。
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河川の種類 (管理者名) |
水系 | 河川数 |
河川延長 (km) |
|---|---|---|---|
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二級河川 (知事) |
51 | 75 | 357.8 |
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準用河川 (市町村長) |
14 | 22 | 35.4 |
| 合計 | 60 | 97 | 393.2 |
※準用河川のうち単独水系=9水系
指定一覧表
河川整備基本方針及び河川整備計画
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このページに関するお問い合わせ
沖縄県 土木建築部 河川課
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2 行政棟11階(北側)
電話:098-866-2404 ファクス:098-868-9396
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