基地環境 概略
米軍基地環境調査ガイドラインと米軍基地カルテ
県内には、面積比で全国の70.3%(令和3年3月末現在)もの米軍専用施設があり、基地から派生する公害には様々なものがあります。
嘉手納飛行場より南の基地については、日米合同委員会合意に基づき返還が予定されていますが、沖縄市サッカー場で埋設ドラム缶が多数発見されるなど環境事故に対する対応が求められていることから、米軍活動に起因する地下水・土壌汚染といった環境問題の解決、事案へのスムーズな対応及び自然環境等への配慮を目的として、国、県及び市町村の新たな仕組みを作ることを目的として、「沖縄県米軍基地環境調査ガイドライン」(ガイドライン)を策定しました。
また、ガイドラインに示した調査手法等に基づき調査を実施する際に必要な各種情報をまとめ、「米軍基地環境カルテ」として公表しています。
航空機騒音
基地から派生する公害のうち、嘉手納飛行場及び普天間飛行場から発生する航空機騒音について、県では昭和63年2月に航空機騒音に係る環境基準の地域類型指定を行い、平成9年3月から常時監視測定を行っています。
有機フッ素化合物について
有機フッ素化合物に関する環境調査や、国への要請等の取り組みを行っております。
原子力艦
金武中城湾港(ホワイトビーチ基地)が原子力艦寄港地となっていることから、同基地周辺地域において放射能調査を実施しています。
米軍基地特有の化学物質調査
米軍基地周辺の地下水について、基地特有の化学物質等の存在状況を把握するため、水質調査を実施しています。
基地周辺公共用水域調査
米軍基地に起因する水質環境汚染を防止するため、県では基地周辺の公共用水、地下水、底質、魚類について採取分析し、監視を行っています。
その他
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