北前海岸環境整備事業:北谷町
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1.概要

 北前海岸は、沖縄本島中部西海岸の北谷町に位置しています。
 同海岸一帯は、第二次世界大戦時に米軍の上陸拠点となり、町の殆どが米軍用地として接収去れ、海岸域についてもハンビー飛行場建設のためリーフが浚渫され、かつての風光明媚な海岸風景が失われてしまいました。
 その後、町民の強い要望により昭和56年に飛行場返還が実施され、大規模スーパーや郊外型の様々な商業施設が立地し、ハンビータウンの愛称でめざましい発展を遂げています。
 北谷町では、街づくりの基本として「ニライの都市」をめざしており、昭和62年には北前海岸を含む沿岸域をCCZ整備計画地域に位置づけ、海岸特性と都市開発を融合させた街づくりを進めています。
 また、平成9年には、当沿岸域を「海と緑の健康地域」(「健康海岸」)に指定し、良好な海岸空間の形成とともに海岸環境の持つ健康増進機能を活かした地域づくりを推進しています。
 県としても、県土の保全とともに町の施策を支援するため、昭和61年度から北前海岸高潮対策事業に着手し、緩傾斜護岸の整備を実施しました。引き続き、平成8年度より「海と緑の健康地域づくり」(「健康海岸事業」)の一環として、北前海岸環境整備事業に着手し、離岸堤、養浜、突堤及び利便施設等の整備を進めてきました。「人々が憩い、楽しみ、遊べる」安全で快適な海岸空間は「ニライの都市」づくりに大いに寄与するものと期待しております。
 ※ニライ:海の彼方に理想郷があるとする沖縄のいにしえの祖先信仰形態

2.事業内容
整備箇所:北谷町
整備内容:護岸/880m、離岸堤/3基、養浜/130,000立方メートル、突堤/2基、トイレ・シャワー棟/1棟、東屋/5基、駐車場/270台、植栽/一式
事業延長:880m
総事業費:約16.6億円
事業期間:平成8年度〜平成12年度




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