PFOS・PFOAに関する健康影響について

ページ番号1026790  更新日 2025年10月7日

印刷大きな文字で印刷

1.有機フッ素化合物とは

 有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。PFASの中でも、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、幅広い用途で使用されてきました。

(「PFOS、PFOAに関するQ&A集」(環境省)より一部引用)

PFOS・PFOAとは

 PFOS、PFOAには、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質があるため、現時点では北極圏なども含め世界中に広く残留しています。そして、仮に環境への排出が継続する場合には、分解が遅いために地球規模で環境中にさらに蓄積されていきます。環境や食物連鎖を通じて人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性が指摘されています。

(「PFOS、PFOAに関するQ&A集」(環境省)より一部引用)

2.人の健康への影響

 PFOS、PFOAは、動物実験では、肝臓の機能や仔動物の体重減少等に影響を及ぼすことが指摘されています。また、人においてはコレステロール値の上昇、発がん、免疫系等との関連が報告されています。しかし、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのかについては十分な知見はありません。そのため、現在も国際的に様々な知見に基づく基準値等の検討が進められています。

 また、国内において、PFOS、PFOAの摂取が主たる要因と見られる個人の健康被害が発生したという事例は確認されておりませんが、環境省は内閣府食品安全委員会が行った食品健康影響評価の結果等を踏まえ、最新の科学的知見に基づき、暫定目標値の取扱いについて、専門家による検討を進めています。

(「PFOS、PFOAに関するQ&A集」(環境省)より一部引用)

関連資料

3.健康影響に関するよくある質問(FAQ)

Q1.人への健康影響についてはどのようなことがわかっていますか。

Q2.体内に入ったPFOS等はどうなりますか。

Q3.PFOS等を含む水を飲んでも大丈夫ですか。

Q4.県内で暫定目標値を超えて検出された地域の方の健康指標はどうなっていますか。

Q5.PFOS等の血液検査を受けたいのですが、県で検査していますか。

Q6.県で一括してPFOS等の血中濃度調査を行う計画はないですか。

4.令和7年度PFASに関する健康影響対策検討委員会

事業概要

 本県において浄水場及びその水源、地下水等からPFOS、PFOA等(以下「PFAS」という。)が検出され、PFASによる健康への影響が懸念される状況を踏まえ、県として実施すべき対策について、専門家の意見等を聴取することを目的とした検討委員会を設置しました。

委員名簿

(五十音順、敬称略)

  • 青木 一雄 (独立行政法人労働者健康安全機構沖縄産業保健総合支援センター 所長)
  • 池原 賢代 (琉球大学医学部保健学科疫学・行動科学分野 教授)
  • 金城 隆展 (琉球大学病院地域・国際医療部 特命助教 臨床倫理士)
  • 中村 幸志 (琉球大学大学院医学研究科公衆衛生学・疫学講座 教授)※委員長
  • 諸見里 拓宏(県立南部医療センター臨床研究支援室 腎臓内科部長)
  • 宮里 義久 (沖縄県中部保健所 所長)※副委員長

開催状況

・第1回 令和7年8月28日(木曜日)

5.参考リンク

【沖縄県】

【環境省】

【食品安全委員会(内閣府)】

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

沖縄県 保健医療介護部 健康長寿課
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2 行政棟4階(北側)
電話:098-866-2209 ファクス:098-866-2289
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。