伊良部島
伊良部島は、宮古島から北西へ約4kmの海上に浮かぶ南方カツオ漁が盛
んな漁業の島です。
港のある佐良浜のほか、西岸に佐和田、長浜、国仲、仲地、伊良部の集落があります。
佐良浜港は、宮古随一の漁港としてとても活気があります。
海岸線は伊良部島東側の牧山付近から北側の白鳥岬にかけて30m内外の海食崖がみられ、南側には岩礁海岸を埋めるように長山、渡口の浜などの砂浜が発達
し、北西側には平成8年「日本の渚100選」に選ばれた佐和田の浜があり、美しい景観を作り上げています。また、佐和田の浜を包み込むように、沖合には
20キロの環礁が発達しており、昔より格好の漁場として重宝されています。
毎年10月には、渡り鳥のサシバ(ワシ・タカの仲間)が飛来することで知られています。
下地島
伊良部島の南西側に隣接する島。
両島間は水深2m〜4m、幅40m〜100m、長さ3.5km程の水道域が南北に走り、その上に6つの橋が架かっており、入り江には独特の景観が広がっ
ています。
昭和54年に我が国唯一のパイロット訓練施設をもつ「下地島空港」が完成しました。将来は、訓練だけでなく国際的空港としての活用が期待されます。
また、島の西側海岸沿いにある浸食の池「通り池」は、沖縄県の天然記念物に指定されており、神秘的な雰囲気を漂わせています。宮古屈指のダイビングス
ポットとしても人気で、毎年多くの観光客が訪れます。
伊良部島とともに、サシバの中継地としても有名です。
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