育成品種 甘藷

更新日 2019-09-25

沖縄県農業研究センター

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甘藷

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ちゅらまる

安定多収で食味が良く茎葉利用も可能な品種

来歴
「ちゅらまる」は「沖夢紫」の自然交雑種子から選抜された品種です。2009年度に県の奨励品種に決定されました。
特徴
イモの形状は紡錘形で揃いが良い。
収量は2.5t/10a以上と安定しており、多収です。
イモの果皮は赤く、肉色は薄黄色です。
肉質はやや粘質でブリックスが高く食味が良いため、焼きいもに適している。
茎葉は草勢が強く、分枝数が多く、節間や茎が短く、毛じが無いため、葉野菜用として利用しやすい。
注意点
イモ肥大がやや早いため、特に春植えでは早堀が可能である。
遅堀になるとイモの繊維が多くなる傾向があるため、特に秋植えでは早めに植え付け、堀取りが遅くならないように気をつける必要がある。
茎葉部と塊根部の両方とも収量確保することは困難であるため、用途はどちらか一方に限る。

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ちゅら恋紅

安定多収でアントシアニン系の品種

来歴
「ちゅら恋紅」は「備瀬」の自然交雑種子から選抜された品種です。2009年度に県の奨励品種に決定されました。
特徴
イモの形状は紡錘形で揃いが良い。
収量は2.0t/10a以上と安定しており、多収です。
イモの果皮、肉色ともに紫色で安定している。
肉色が良いため、チップやペーストの発色が良く、加工に適している。
注意点
国頭マージ土壌や島尻マージ土壌では肉質がやや粉質であったが、ジャーガル土壌ではやや粘質となったため、土壌により粉粘度が変わる可能性がある。

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沖夢紫(おきゆめむらさき)

県育成の食味の良い品種

来歴
「沖夢紫」は1996年度に農業試験場園芸支場で交配、選抜された品種です。2002年度に県の奨励品種に決定。
特徴
いもの皮色・肉色ともに紫色で、色乗りが安定しています。
いもの肉質は粘質で、食味は甘く良好です。
立ち枯れ病に対する抵抗性がやや強く「備瀬」と同程度です。
収量は2.5t/10a以上見込むことができ、やや多収です。
ポイント
葉縁が少し紫色を帯びますが、茎葉部のほとんどが緑色です。
イモは細長く、皮色・肉色ともに紫色です。
注意点
茎が細く冬場のつる勢は弱くなり、秋植以降でイモの変形が多くなるため、9月末までに植え付けましょう。
水はけの悪い土壌で栽培するとイモが水っぽく、食味が悪くなるため、水はけの良い土壌か高畦で栽培しましょう。

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備瀬

県内で栽培の多い品種です

来歴
「備瀬」は1984年に本部長備瀬において栽培されていた系統を収集し、農業試験場園芸支場で選抜された品種で、読谷村を中心に県内各地に普及しています。1999年度に県の奨励品種に決定。
特徴
いもの皮色は白、肉色は濃紫色でやや粘質、食味は良いです。
食用、加工用兼用。
立ち枯れ病に対する抵抗性があります。
収量は t/10a程度です。
ポイント
葉縁が少し紫色を帯びますが、茎葉部のほとんどが緑色です。
イモの皮色は白ですが、肉色は紫色です。
注意点
肉色が白っぽくなる傾向があるため、種イモは肉色の濃いものを選んで伏せ込みましょう。

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宮農36号

食用・食品加工兼用の品種

来歴
「宮農36号」は1947年に農業試験場宮古支場で育成された品種です。1989年に県の奨励品種に選定。
特徴
いもの皮色は赤紫、肉色は紫色で粘質、食味は良好です。
食用・加工用兼用。
収量は t/10a程度です。
ポイント
葉はハート形で茎や葉柄は紫色です。冬場は切れ込みが入り備瀬と似た形になります。
イモは皮色が鮮やかで外観に優れています。
注意点
立ち枯れ病に対する抵抗性が弱いので、輪作を行いましょう。

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おきひかり

食味の良い黄色系統の品種

来歴
「おきひかり」は1987年に農業試験場において交配採種された種子を用いて、選抜育成された品種です。1989年度に県の奨励品種に選定。
特徴
いもの皮色は紅で光沢があり、肉色は淡黄色、形は紡錘形。
食味が良く食用に向く。
収量は t/10a程度です。
水田後に栽培するタードーシイモにおいても形がよい。
ポイント
葉形は丸みを帯びるのが特徴です。
イモは短紡錘形で皮色が紅、肉色は黄色です。
注意点
イモの形が丸形にやりやすいので、砕土を十分行い、畦を立てて栽培しましょう。

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こがねゆたか

形と食味がよい黄色系統の品種

来歴
「こがねゆたか」は1989年に農業試験場で、サキヤマベニの自然交雑実生種子から育成された品種です。1996年度に県の奨励品種に選定。
特徴
いもの皮色は赤褐色、肉色は鮮黄色、形は紡錘形で揃いもよく、外観に優れる。
食味がよく食用に適する。
収量は t/10a程度です。
ポイント
密腺色(葉の付根)は紅で、葉・葉柄・葉脈・茎のほとんどが淡緑色です。
イモは長紡錘形で肉色は黄色に橙色が少し入ります。
注意点
イモが肥大したら適期で収穫しましょう。

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春こがね

秋植え春収穫に向く

来歴
「春こがね」は農林水産省農業研究センターで育成され、1989年にかんしょ農林50号として登録された品種です。1999年度に県の奨励品種に選定。
特徴
いもの皮色は濃紫紅色、肉色は黄色でやや粉質。
食味がよく食用に適する。
収量は t/10a程度です。
秋植え春収穫で特性を発揮する。
ポイント
葉脈が紫色ではくっきりしています。
イモは長紡錘形で比較的揃いが良いです。
注意点
春植では収量がよいが、食味はやや劣ります。

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