育成品種 パインアップル

更新日 2018-11-15

沖縄県農業研究センター

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パインアップル

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N67-10

命名登録
登録番号:
登録年月日
品種登録
登録番号:第834号
登録年月日:1985年7月6日
組合せ
スムースカイエン種の栄養系分離。
説明
米国ハワイ州から導入した品種群より栄養系分離に選抜した、果実の大きい省力多収型の加工用品種である。
草姿は中間性で、葉の先端部にとげがわずかに発生する。果実着生時に、えい芽は1本程度、吸芽も1本程度発生する。夏実の熟期は中熟性で中生の品種である。
果実は1,600g程度でやや円錐形、小果の数は多く、突出程度は平である。果皮は黄橙色、果肉は黄白色で果肉の硬さは中程度、果汁量は多い。夏実の糖度は14%程度、酸度は0.7%程度である。夏実以外の春実、秋実、冬実ほど糖度が低く、酸度が高くなる傾向にある。
パインアップルの重要病害である花樟病および黒目病に対する抵抗性程度は高い。夏実の日持ちは短い。温暖な酸性土壌地帯に適する。

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ソフトタッチ

命名登録
登録番号:パインアップル農林1号
登録年月日:1996年8月21日
品種登録
登録番号:第7384号
登録年月日:1999年9月6日
交雑年
1979年
組合せ
スムースカイエン種ハワイ系×I-43-880
説明
草姿は開帳性を呈し、葉にとげを少し発生する。夏実着生時におけるえい芽は5本程度、吸芽は1~2本程度で発生する。熟期の早い早生の品種である。
果実は800g前後でたる形を呈する。果皮は橙褐色で小果の突出程度は平滑である。果肉は乳白色で柔らかく、果汁量も多い。夏実の糖度は17%前後、酸度は0.5%前後で、高糖低酸でモモに類似した香気を有し、食味に優れている。
果実病害の花樟・黒目病に比較的弱い。果肉が従来の品種に比べて特に柔らかいことから"ソフトタッチ"と命名された。温暖な酸性土壌地帯に適する。

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ハニーブライト

命名登録
登録番号:パインアップル農林2号
登録年月日:1996年8月21日
品種登録
登録番号:第7385号
登録年月日:1999年9月6日
交雑年
1979年
組合せ
スムースカイエン種三菱系×I-43-908
説明
草姿は斜立性で葉は長い。葉にとげは全く発生しない。夏実着生時には、えい芽が8本程度、吸芽は1本程度発生する。熟期は中熟性の中生の品種である。
果実は900g前後で円筒形を呈する。果皮は橙黄色で小果の突出程度は平滑である。果肉は黄橙色でやや硬く果汁量は多い。夏実の糖度は18%前後、酸度は0.4%前後で、高糖低酸で食味に優れている。
果実病害の花樟・黒目病に比較的弱い。果肉が甘いことから"ハニーブライト"と命名された。温暖な酸性土壌地帯に適する。

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サマーゴールド

命名登録
登録番号:パインアップル農林3号
登録年月日:2001年10月9日
品種登録
登録番号:第12072号
登録年月日:2004年6月4日
交雑年
1989年
組合せ
クリームパイン×McGregor ST-1
説明
草姿は中間性で、葉にとげは全く発生しない。夏実着生時には、えい芽は2~3本程度、吸芽は3~6本程度発生する。熟期は中熟性の中生の品種である。
果実は1000g前後で円筒形を呈する。果皮は黄色で小果の突出程度は平滑である。果肉は黄色で柔らかく果汁量は多い。夏実の糖度は16%程度、酸度は0.45%程度で、中糖低酸で糖酸比が高く食味に優れている。露地栽培の春実及び秋実でも糖酸比が高く食味に優れている。
果実の日持ちは比較的長い。果肉が黄色く食味が良いことから"サマーゴールド"と命名された。温暖な酸性土壌地帯に適する。

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ゆがふ

命名登録
登録番号:パインアップル農林4号
登録年月日:2001年10月9日
品種登録
登録番号:第12073号
登録年月日:2004年6月4日
交雑年
1989年
組合せ
クリームパイン×HI101
説明
草姿は斜立性で葉は短い。葉にとげは全く発生しない。夏実着生時には、えい芽が2~3本程度、吸芽は2本程度発生する。熟期は中熟性の中生の品種である。
果実は1000g前後で円錐形を呈する。果皮は黄色で小果の突出程度は平滑である。果肉は白色で柔らかく果汁量は多い。夏実の糖度は14~16%程度、酸度は0.4~0.6%程度で、中糖低酸で糖酸比が高く食味に優れている。
食味に優れ豊産性であることから"ゆがふ"と命名された。温暖な酸性土壌地帯に適する。

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ナツヒメ

命名登録
登録番号:パインアップル農林5号
登録年月日:2004年9月30日
品種登録
登録番号:第14418号
登録年月日:2007年8月22日
交雑年
1989年(ガンマ線の生体緩照射)
組合せ
野生種「アナナス アナナソイデス」の放射線突然変異
説明
小型の果実と細長い果柄を持ち、切り花として用いられている野生種「アナナス アナナソイデス」にガンマ線を緩照射し、斑入りで果実が小型化した新品種を育成した。
緑葉に黄色の斑が入り、葉表面のアントシアンが発色する結果、緑・黄・ピンクの縦縞となる。開花時の果皮色は鮮やかなピンクであるが、成熟時の果皮は黄白色になる。果実は21gで原品種の半分程度、果柄が長く、鑑賞期間が長いことから鉢物、切り花として優れている。
草姿は開帳性で、葉縁部にとげが密に発生する。果実の着生時には、果実頂部に冠芽1本、果柄部にえい芽を1~2本、茎部に吸芽と塊茎芽を3~4本ずつ発生する。
吸芽および塊茎芽の発生が旺盛で四季成り性が強いので、植え付け1~2年後には株当たり年間5~6個の着果がある。また、栄養芽を種苗に用いれば斑入りを維持できる。果肉は白色で果汁はほとんどないため、食用には適さない。成熟するとほのかなパインアップル特有の香気がある。

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ゴールドバレル

命名登録
登録番号:パインアップル農林6号
登録年月日:2006年11月17日
品種登録
登録番号:第20095号
登録年月日:2006年11月17日
交雑年
1989年
組合せ
クリームパイン×McGregor ST-1
説明
草姿は中間性で草本の大きさも中程度である。葉は緑色を呈し、葉縁の刺が無い。自然夏実で7月中旬頃に成熟する早生品種である。夏実の収穫時のえい芽の発生数と吸芽の発生数はそれぞれ0.9本程度および0.5本程度でともに発生は少ない。冠芽の平均発生数は1.4本であるが、多冠芽が発生し果実の外観を損ねることがある。
自然夏実の果実重は1,410gで円筒形を呈し、成熟時の果皮は黄橙色で小果の突出程度は平滑である。果肉は黄色で軟らかく、果汁量は中程度である。夏実の糖度は16.5%前後、酸度は0.53%と高糖低酸で食味は良い。5~6月に収穫する促進夏実は柔軟多汁、高糖低酸で食味が良い。冬実は高糖だが高酸で食味は劣り、生食に適さない。
果肉中に発生する黒目病と花樟病に関して、春~夏に収穫される果実では発生が少ない傾向にあり、生理傷害による果実表面の亀裂の発生は中程度である。

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ジュリオスター

命名登録
登録番号:パインアップル農林7号
登録年月日:2010年3月
品種登録
登録番号:第18685号
登録年月日:2009年12月21日
交雑年
1989年
組合せ
「N67-10 」×「クリームパイン」
説明
自然夏実で7月下旬に成熟する早生品種で「N67-10」より約3週間成熟期が早い。
えい芽の発生は4.9本と多く、種苗増殖は容易である。
自然夏実の果実重は約1,200gでたる形を呈し、成熟時の果皮は橙色、果肉色は黄白である。
自然夏実の糖度は16%程度、酸度は0.6%程度と高糖低酸であり、果汁が多く食味は良好である。
果肉中に発生する小果腐敗病(黒目症)、花樟病の発生は少ない。

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沖農P17

命名登録
登録番号:
登録年月日:
品種登録
登録番号:第25572号
登録年月日:2017年1月19日
交雑年
2000年
組合せ
「ゆがふ」×「サマーゴールド」
説明
自然夏実で8月下旬に熟成する中晩生品種であり、成熟期は「N67-10」に対し、ほぼ同時期である。
えい芽や吸芽の発生が多く、植付苗の確保や2回目収穫が容易である。
果柄長が短いため果実の倒伏も少なく、台風による折損、倒伏被害も「N67-10」に比べて少ない。
自然夏実の果実重は約1,100gで円筒~たる形を呈し、成熟時の果皮は黄橙色、果肉色は黄白である。
自然夏実の糖度は19%程度、酸度は0.7%程度と甘みを強く感じ、食味は良好である。
果肉中に発生する小果腐敗病(黒目症)、花樟病の発生は少ない。

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