沖縄県内在住の外国出身の方にインタビューを行いました。


ヌール モハマッドさん

パキスタンのハイデラバード出身で33歳。
現在、琉球大学医学部で博士課程を習得 中でリーシュマニア症という病気の研究しています。沖縄は4年目で来年にはコースを 修了して国へ帰る予定です。

沖縄に来てからの印象は想像していたのより違いましたか?

 沖縄へ来る前は世界のニュースで知っていました。当時、沖縄で米軍の起こす事件などがクローズアップ報道されていて、 危険で怖い所だと思っていました。それに沖縄はまだ、アメリカの統治下だと思っていました。
 自分のやりたい専門の教授が沖縄(琉球大学)だったので留学しましたが、来日して みてびっくり。とても平和で安全な所だって分りました。
 報道では時々大きな事件でしかその土地が見えない部分もあって、思っていたのと全 然違いましたね。


沖縄へ来てカルチャーショックみたいなものはありましたか?

 全く違う文化と習慣だと思っていましたが、沖縄の人はヤギを食べますよね。パ キスタンでは宗教の問題でイスラム教徒は豚肉は食べないのですが、ヤギはよく食べ ます。
 羊肉がよく食されると思われがちですが実はヤギが一番ポピュラーで、ヤギの てんぷらやカレーなど、いろいろな調理法で食べられています。それで私も、沖縄の ヤギ汁を食べてみたのですが、これがちょっと合わなくて...。パキスタンのヤギの種類と は少し違うみたいでした。
 でも生の魚、さしみやお寿司は好きです。パキスタンに戻った時、パキスタンの日本食レ ストランでともだちを誘ってお寿司を食べたほどです。おいしかったですよ。


沖縄に来た人にぜひ行ってほしい所がありますか?

 首里城はいいですね。海ももちろん。パキスタンの都市の近くには海はあるので すがあまりきれいとはいえません。郊外にはあるんですけど。
 沖縄はたくさんきれいな海があって、私も泳ぎました。あと玉泉洞というところや沖縄の古 い建物を集めた琉球村などもいいですね。


沖縄について好きなところはありますか。

 一番好きなのは琉球舞踊です。自分の国とは言葉も文化も習慣も全く違いますが、言葉を 超えるお互いの理解というものが必ずあると思います。
 そんな私も来たばっかりのとき、自炊をしていて、塩がないので、近くのスーパーへ買いに出 かけたのですが塩がほしいと説明するのに、中々伝わらなくて大変でした。
 今は日本語も話せるようになり大丈夫ですけど。


サミットが行われるわけですが、どう思いますか。

 そうですね。沖縄でやるということですよね。沖縄の今を伝えるのにはいい機会 にはなると思いますけど、自分の国は全然関係ないからなんとも言えませんね。
 でも、パキスタンのマスコミの人が来たら、私が最初に感じた危ない沖縄じゃなくて本当 の沖縄をこの目でしっかり見てほしいですね。


サミットの開催という機にむけて沖縄がやるべきことは何だと思われますか。

 それはもう「いいもてなし」でしょう。これしかありません。ついでに沖縄の文 化なども紹介して沖縄を知ってもらうことが大切だと思います。サミットに向けて警 備もいろいろ忙しく、厳しくなりますがこれは仕方ない。少しの犠牲も払っていかな いとね、いけないと思います。


サミットを最大限に活用するには沖縄は何をしなければいけないのでしょうか。

 身近にある問題で、今琉球大学病院に緊急患者用ヘリポートを建設中のようです。 一般外来の駐車場が大変込んでいるようですが、やはりそのような設備は大きな病院に は必要ですね。何かあった時に瞬時に対応できるような対策をこの機に立てていくの がいいと思います。


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