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緩やかな石段は一段ごとの歩幅が長く設計されているため、城の頂上を目指す足取りも軽いのだ。守り、戦いのための設計ではく、遠来の来客を迎えいれるやさしさが、今帰仁城のゆるやかな階段に感じられるのは私だけであろうか。
幾重にも連なる石垣は美しいラインを描いている。万里の長城を彷彿とさせるその総延長は、1500メートルにも及ぶが、石の硬さよりも、ラインの軟らかさが印象に残る。石に染み込んだ琉球の時間を感じるには、やはり城なのかと頭を垂れ、すべてに感謝したい気持ちになる。昔の人々が愛でたであろう空間を感じると一瞬のうちに時間を超越してしまう。
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