小中学生サミット in OKINAWA

地球環境について活発な討論、小中学生サミット で宣言文を発表!


基調提案をする下里さん
去る5月13、14、15日に「小中学生サミット in OKINAWA」が開催されました。
参加した県内外の小中学生の代表84人は「21世紀の地球を考える」をキーワードに地球環境について活発な討論をおこないました。
また、初日は海がめやマングローブなど感動の自然観察交流会、最終日は沖縄の自然・歴史・文化を体験しました。

◎小中学生サミット in OKINAWA
14日那覇市の県立武道館で小中学生サミット in OKINAWAのメインイベントである討論会が那覇市の県立武道館で開かれました。討論を行う県内外の小中学生84人、フロア―の県内代表の小中学生300人をはじめ、父兄などの一般参加者が詰め掛け会場は2500人あまりが見守る中、はじまりました。

 稲嶺知事、中曽根文部大臣の挨拶のあと、平良市鏡原中学3年の下里佳苗さんの基調提案がなされました。映像を盛り込みながら沖縄の自然を紹介、さんご礁の白化現象やゴミ問題、赤土の流出などの問題を指摘しました。「地球の環境は地球に生きている私達の日々の生活と密接な関係がある。21世紀をになう私たち自身が考え、行動を起こすべき。」と提案しました。

 全国8ブロックからの代表は、環境に対する地域や学校などの取り組みを報告。北海道・東中学の沢田大輔さんは日本で最も汚れた湖の一つといわれていた釧路湿原にある春採湖(はるとりこ)が地域の活動で蘇えったことをレポート。

 熊本県水俣市立第二中学の本山敬祐さんは「水俣市は有機水銀で海が汚染されただけでなく、犠牲者も出、公害問題で苦い経験をした市です。しかし、現在は市ぐるみで環境問題に力をいれ、海にはさんごが住みつくまでになり、世界的な環境規格であるISO14001を取得。学校では学校版環境ISOをつくり、日々の生活から具体的に実行しています」とのこと。

 子供たちの活動から町を動かしたことのある三重県藤原中学の種村さんは「発想は地球規模で、行動は足元から。大人にいわれるのでなく、子供からどんどん提案していく」などの意見も。その他、「ケナフという植物を育てて繊維をとり、紙をすいて卒業証書に利用している」とか「地域・学校ぐるみで環境活動をして環境庁が主催する子供エコクラブにも参加している」などさまざま。発表についての意見や感想なども活発におこなわれました。

 アドバイザーとして数学者で大道芸人のピーター・フランクルさんは「現実的に問題を討論し、違う意見を聞きく事は大切。また、それを理解する多様な感覚を持つ人が真の国際人である。それが私達の地球環境をよくすることにつながる」と話しました。 こうして多くの意見は以下の宣言文にまとめられました。

活発な意見がとびかう
2500人余りの人が集まった小中学生サミット in Okinawa
基地内の学生もフロアから意見を

小中学生サミット in OKINAWA サミット宣言
豊かな自然と万国津梁の地「沖縄」に、全国の小中学生が集い、
「地球環境問題」について話し合った、「小学生サミット in OKINAWA」において、
私たちは、次のことを実践することを宣言します。

◎ 私たちができること
私たちは限りある資源を大切にし再利用に心がけます。またゴミのポイ捨てをせず、ゴミの分別や身近な環境の美化に努めます。

私たちは自然の大切さを学び、自然を守るために努力します。


海や、海につながる川の汚れは、私たちの生活から発生します。私たちは、地域や家庭で地球環境を壊すものを、できるだけ出さないよう工夫します。

◎ 大人に伝えたいこと
地球を愛するきれいな心の手本を見せてください。
たばこの吸い殻の投げ捨てなど、絶対にしないでください。

全てを破壊する争い事を地球上からなくし、人と自然にやさしい平和な国づくりをしてください。

全ての生き物が共存できる地球になるよう、考えてください。

 議長・那覇市立石田中学校3年 谷みなみさんと副議長・中城村立中城中学校3年の伊佐常秀君によって宣言文を森嘉朗首相にたくしました。
森首相は「必ず、サミットに参加する各国の首相や大統領に小中学生サミットの宣言文を伝えます。」と約束してくれました。

◎インタビュー
沖縄県立泡瀬養護学校小学6年
八木あゆみ
 
沖縄県立泡瀬養護学校中学2年
山城佐和子
 
キャンプ瑞慶覧内小学5年
ダスティン・トムセン
(Dustin Thomsen)

ぱっと手をあげて意見をいえるのは、日ごろの意識が高いと思いました。私の学校ではやっていないことが多くて、戻ったら参考に提案していこうと思いました。また、環境にはいろいろあり、私のような車椅子の生活だと、車椅子が通れる環境、バリアフリーなどのこともいつか話しあってほしいなと思いました。

  環境問題をよく勉強しているなと思いました。各県それぞれの地域に密着した問題に取り組み、行動しているのはすばらしいですね。参考にしたいと思います。  

僕と同じ子供たちがさまざまな環境問題を考え、活動しているのにびっくりした。


キャンプ瑞慶覧内小学6年
クリス・パーマー
(Chris Palmer)
 
北九州・曽根中学3年
副島さやか
 
沖縄県立盲学校中等科2年
金城彩花
大人みたいに環境問題に対し行動して、意見を言えるのはすごい。子供でもこうした難しい環境問題に風穴をあけることができるんだなあと感心しました。 ある国だけが努力しても、一つの国がわがままでかわらないと地球はよくならないはず。世界が環境に対して真剣に考えないと大変なことになると思います。   日本全国それぞれの地域でいろんな問題に取り組んでいるんだなと思いました。私達は学校、地域ぐるみで環境問題に取り組んでいます。子供エコクラブというものにも参加して、卒業した先輩たちから受け継いだ活動や、海外との交流もあり実にさまざまな活動を行っています。今回は北九州地域で活動しているみんなの代表できたので、みんなの思いが伝わるように発表しましたがどうでしたか?   皆さんのお話を聞いていて、全国各地でいろいろな 環境問題がおこっているんだなと思いました。 代表できたので学校に持ちかえってみんなに紹介したいと 思います。 私達の学校では生ゴミ処理機で生ゴミを処理しています。 ゴミをふやさないようにしたり、リサイクルをしたりとか 自分の生活のなかで工夫をしていきたいと思います。

◎13日体験・交流活動(沖縄本島北部)
 東村の慶佐次川でマングローブの観察・保護をしている慶佐次の中学生に説明をしてもらいました。たこの脚のようなマングロ−ブの脚をめずらしがりながら、林を見学。水辺の生き物にシャッターを押す子も。それから名護市の嘉陽の浜で嘉陽小学校の生徒が卵から育てた海がめの放流を見学。海の美しさと暑さに喜ぶ子やカメの卵を初めて見て感動する子も。 白いイジュの花が咲く初夏のヤンバル路をバスで移動しました。

マングローブの説明をする地元中学生 慶佐次のマングローブ林 嘉陽の浜で海ガメの放流
 
◎15日自然・歴史・文化施設等の見学(沖縄本島南部)
 大事な討論会を終えてみんなほっとした表情。事前研修をして糸満市の小中学生が迎えてくれました。平和の礎、4月にオープンしたばかりの平和祈念資料館を見学しながら、交流を行いました。それからエイサーや鍾乳洞の見学。紅型や藍染め、シーサーづくりなどを体験、もりだくさんの日程をこなしました。夕方は、波の上のビーチでバーベキューパ−ティ。知り合いになった全国の仲間と語り、最後の夜を楽しみました。

紅型染めを体験 沖縄戦の住民の証言を読む 平和祈念資料館を見学して

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