沖縄県議会史第三巻通史編3の発刊

ページ番号1017064  更新日 2024年1月11日

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写真:第3巻通史編3

沖縄県議会は、このたび沖縄県議会史第3巻通史編3を発刊いたしました。
これまで県議会史は、昭和59年3月の第4巻及び第5巻の発刊以来、平成19年3月発刊の第22巻までの資料編19巻、そして平成24年2月に通史編1、平成25年3月には通史編2を発刊してきておりますが、今回の第3巻の発刊により県議会史全22巻が発刊され、本県議会史編さん事業は終了することとなります。
全22巻に及ぶ県議会史の発刊により、戦前の沖縄県会、戦後の群島議会、そして琉球政府立法院とそれぞれの議会が県政の発展に果たしてきた役割をよりわかりやすく県民に理解していただけるものと考えております。
また、議会史の中には、昭和8年に実施された本県初の沖縄県振興計画の議論や在沖米軍基地問題に関する議論・決議なども記述されており、こうした内容は現在の沖縄21世紀ビジョンや基地問題に関する議論等に大いに参考になるものと考えております。
さらに、今後想定される道州制の議論については、米国統治下で独自に法律を制定できた立法院の発足、制度、活動状況等についての内容等が大いに参考になるものと考えております。
本巻は、1958年(昭和33年)から祖国復帰(1972年(昭和47年)5月15日)前日までの期間を対象とするものでありますが、その間の高等弁務官制度の創設などの米国統治の強化、ケネディ大統領による沖縄新政策の発表、キャラウェイ旋風、行政主席公選の実現、B52戦略爆撃機墜落事故、日米共同声明での1972年返還合意、沖縄住民の日本国政参加の実現、沖縄返還協定の締結、ドルから円への通貨切り替えなど大激動の沖縄における琉球政府立法院の議論等について記述されており、今回の発刊が今後の県政発展に向けて活発な議論の一助となることを祈念するものであります。
終わりに、今回の通史編3を初め、これまでの議会史の本文原稿を作成してくださいました執筆者の皆様、写真の提供などに御協力くださいました関係機関及び関係各位に対して深甚なる謝意を表するとともに、今後とも県議会の活動に一層の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げまして発刊の御挨拶といたします。

平成26年3月

※県内の公立図書館で閲覧いただけます。(販売はしておりません。)

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