はじめに

ページ番号1012695  更新日 2024年1月11日

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粟国島は、那覇の北西およそ60kmの洋上に位置し、四面を海で囲まれ、豊かな自然に恵まれた周囲約12km、面積763haの一島一村の島です。平成21年10月31日現在の粟国村の人口は859人です。

沖縄本島との交通を支える粟国空港は、昭和51年12月に建設工事に着手し、昭和53年7月滑走路長800mで供用開始しています。開港当初から那覇空港との間には航空路が開設され、船舶と並んで島の交通を支えてきました。しかし、就航機材の小型化や便数の減便等により航空旅客数は平成10年をピークに減少に転じ、平成14年には高速船の就航により、初めて船舶旅客数を下回りました。その後、航空旅客は減少を続け、就航機材(BN-2B型機:9人乗り)のパイロットの定年退職等に伴って、ついに平成21年5月に定期便が廃止されました。

現在、BN-2B型機を保有している別の航空会社により路線が維持されていますが、航空会社の保有機材の動向や航空機メーカーの機材開発・生産動向を踏まえると、粟国空港の滑走路長を延長しなければ、いずれ就航できる航空機材が無くなり、飛行機を利用できなくなる恐れがあります。

そこで、沖縄県と粟国村では、平成21年10月に「粟国空港協議会」を設置し、島民のみなさまが豊かで活力に満ち、安心して暮らせるよう、地域の振興を図る観点から、航空輸送能力の向上と安定運航を目的に、粟国空港の整備に向けた取り組みを協議しながら進めていくことにしました。後継機と想定されるDHC-8型機が安全に就航できる滑走路整備を検討しています。この整備計画の検討にあたり、パブリック・インボルブメント(PI)を導入し、みなさまの意見を十分に踏まえながら進めていきます。

このため、協議会では、有識者で構成する「PI評価委員会」を設置し、委員会の指導助言のもと、PIの進め方やみなさまが参画する手法を記したPI実施計画書(案)をとりまとめました。今後、この実施計画(案)に基づき、粟国空港の整備計画に関するPI活動を進めますので、多くのみなさまに参加いただきますようお願い致します。

平成21年12月
粟国空港協議会

このページに関するお問い合わせ

沖縄県 土木建築部 空港課
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