「圏域診断カルテ」

図 面 番 号

 46

圏域区分番号

 9

作成年月日

  年 月 日

2次メッシュコード

362350

3次メッシュコード

50,51,52,53,60,61

保全性分級区分名

自然環境の保全を図る区域

圏域内市町村名

与那国町

自然環境























 

地形・地質







 

 地形分類は、概ね台地・段丘(中位段丘、低位段丘、段丘を刻む谷)であり、丘陵地(丘腹・丘麓緩斜面、一般斜面、急斜面)、段丘崖・海食崖・段丘崖が混在し、一部に低地(谷底低地)、埋立地、海浜、砂丘がある。
 表層土壌は、概ね礫質暗赤色土壌であり、一部に乾性塩基系暗赤色土壌、細粒暗赤色土壌、表層グライ系赤黄色土壌、細粒黄色土壌、岩屑性土壌、造成低地土壌がある。
 表層地質は、西部は概ね琉球石灰岩(第四紀:更新世)であり、一部に沖積層(第四紀:完新世)、段丘石灰岩層(第四紀:更新世)、八重山層群(新第三紀:中新世)がある。東部は概ね八重山層群(新第三紀:中新世)であり、一部に段丘堆積層(第四紀:更新世)、琉球石灰岩(第四紀:更新世)がある。
 特異な地形・地質として、「ノッチ」、「谷底低地」、「断層崖」がある。

植   物





 

 現存植生は、沿岸部は概ねアダン−オオハマボウ群落、コウライシバ群落であり、東部にリュウキュウチク群落、西部にイソマツ−モクビャッコウ群集・クサトベラ−モンパノキ群集がある。内陸部は概ね畑地・雑草群落であり、一部に水田雑草群落、チガヤ−ススキ群落、リュウキュウガキ−ナガミボチョウジ群落、リュウキュウアオキ−スダジイ群集、西部にヨシクラス(セイコノヨシを含む)、外国産広葉樹植林(ギンネム植林)がある。西部に市街地がある。
 植生自然度は、沿岸部は概ね10であり、東部に5がある。内陸部は概ね2であり、一部に5、9、西部に1、10、3がある。

動   物


 

 貴重な動物として、危急種2種、希少種2種が確認されている。
 また、少なくとも、希少種2種(うち県指定天然記念物1種)、地域個体群1種の生息推定域である。

 

そ の 他
 

 埋蔵文化財包蔵地「大泊浜貝塚」、「浦野遺跡」、「与那原遺跡」がある。
 御嶽等拝所が2件ある。

社会環境







 

法 規 制
 

 南部の一部に国設与那国鳥獣保護区(特定鳥獣生息地)が設定されている。
 沿岸部の東側が東崎自然環境保全地域普通地区に指定されている。

土地利用




 

 沿岸部東部が地域森林計画区域に定められている。
 全域が農業振興地域に指定され、内陸部が農用地区域となっている。
 土地利用の現況は、沿岸部は概ね裸地であり、一部に空地、中部・東部にアダン林、野草地がある。内陸部は概ねサトウキビ畑であり、一部に広葉樹林、野草地、空地、改変工事中の区域、普通畑、北西部に公園・緑地、西部に一般住宅地区、文教地区、商業地区、公共業務地区がある。
 

そ の 他



 

河   川
 

 田原川がある。
 

景   観
眺 望 点


 

                          特 記 事 項