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(仲村渠) 皆さん、こんにちは。ただいまご紹介していただきました読谷村の仲村渠光子です。多くの出会いはとても大好きなんですけれども、大勢の前に出るとすごい緊張して、緊張しないでリラックスしてとコーディネーターさんに言われたんですけど、今日は楽しくやっていきたいと思います。
 読谷村の特産品である紅いもを中心に生産をしながら、農業とかかわる体験をしながら人との出会いを楽しみにグリーンツーリズムをやっています。なかばるグリーンツーリズムとともに出会いを求めてと題して、これより写真を紹介させていただきます。
 平成9年に設立した紅加工所です。紅いもの加工品づくりをしながら、右手にあるのが紅いもパイとゴマ団子です。
 いろいろな体験をしているんですけど、ここでは農業体験をご紹介します。本土から来た中学生が紅いもの芋掘り体験をしている写真です。ソラマメの収穫体験をしているのは、北部からいらしたグリーンツーリズム研究会のメンバーです。本当に収穫の喜びを笑顔いっぱいでやっています。
 ここでは加工体験です。紅いもパイやゴマ団子のおやつづくりをしているところです。こちらも修学旅行生で本土からの生徒さんです。男子生徒も最近では料理体験に積極的に参加していて、食の教育の面からも農家の楽しさを伝え、本物の味を伝えていくことをいつも心がけてやっています。
 読谷村の生活研究会で取り組んでいるゆいゆい市の状況です。毎週金曜日の夕方に開かれますけど、生活研究会で栽培した新鮮で取れ立ての野菜と、手づくりの加工品がとても人気です。毎週のお客さんも定着していて、第3金曜日のゆしどうふの日となると、本当に皆さん楽しみのようで待っています。
 この表は1年間を通しての我が家で受け入れた体験の人数です。11月が特に多いのは、ちょうど11月といえば、紅いもがすごく盛んでおいしい時季で、保育園生や小学生の芋掘り体験が入っている結果です。月々少しではありますけど、この1〜2年、本当に体験する人が増えてきているのがグラフで見えます。
 なかばるグリーンツーリズム研究会の仲間です。地区段階の情報ネットワークを求められ、なかばるグリーンツーリズム研究会が平成17年6月8日、18名で結成されました。この写真は最初に視察研修したときのメンバーです。これから本当に楽しくやっていけるように進めていきたいと思っています。
 なかばるグリーンツーリズムのマップを紹介します。現在、会員によるグリーンツーリズムの開業が9カ所あり、そのすべてが載っております。シンボルマークづくりも取り組みました。できあがったシンボルマークです。中央の茶色は畑の土の色、なかばるの中をあらわしています。農業の緑、周囲の濃い緑はサトウキビとビーグをあらわしています。皆さん、どうですか。
(拍 手)
(仲村渠) これはメンバーで何回か検討しながらつくってきました。
 なかばるグリーンツーリズムの今後の課題として、1つ、体験ツアーの共同開催、2つ、なかばるグリーンツーリズム研究会マップとシンボルマークの活用。3つ、新たな体験メニューの開発と広報活動。4つ、会員間のネットワークを図る。以上、4つの課題を取り組んでいきたいと思っています。
 最後に、我が家の今後の抱負として、1つ、ソラマメ収穫体験を取り入れる。2つ、地域の組織関係機関との連携を強化する。3つ、地域資源を生かす。4つ、グリーンツーリズム農家試行者とのネットワークを図る。以上、4つを掲げ、これからも地域の組織や関係機関と連携を密にしながら、グリーンツーリズムに取り組んでいきたいと思います。大変ありがとうございました。
(拍 手)

(崎山) はい、仲村渠光子さんでした。光子さん、これはなかばるグリーンツーリズムの研究会、さっきお写真見たら、女性がほとんどなんですか。会員は男性は入らないようになっているんですか。
(仲村渠) いや、1人だけ男性はいますけど、今日はみえていますかね。伊佐さん、みえていますね。
(崎山) ごめんね、伊佐さんがいたのね。頑張ってください。
(仲村渠) 一緒に取り組んで、伊佐さんもとっても頑張っていますので、これからも私たちはみんなで力を合わせて、南部、北部は先駆けてやったんですけど、私たちはそれに追って、一応はこの組織づくりをしたんですけど、これからまた南部、北部、宮古・八重山とも情報交換をしながら、本当に楽しみながらこのグリーンツーリズムがやっていけたらなと私の思いです。
(崎山) はい、ありがとうございました。
 入口のほうでパネルでも紹介されていますけど、中部地区のほうは島野菜をとにかくどんどん広げていきたいということで、私もこれはぜひ応援したいと思っていますけれども、お二人の報告をしていただきましたけれども、ここで皆さんにビデオでもちょっとご紹介したいと思うんですね。お二人の現場報告という形で映像を見ていただきながらお話を進めていきたいと思います。
(ビデオ上映−6分)
(崎山) ありがとうございます。
 ピザづくりもいろいろと一番最初にやったとき、いろんな壁があったそうですけれども、でも楽しくできたということで、同じく芋の収穫も、畑で芋というのを初めて触れる子供たちも多いんですね。そういう意味で、その体験がとても大きく、子供たちにとっても、あるいは来た人にとっても大きな収穫だし、それから、それを受け入れたことによって、さっき喜友名さんがお話ししていらっしゃいましたけれども、元気が出たというのはとてもすばらしいグリーンツーリズムの大きな核になる部分ではないかなと思います。
(崎山) お二人に続いて、それぞれのほかの研究会もあるんですね。沖縄は全部で5つの研究会がございます。まず、宮古研究会からお越しいただいていますので、報告をしていただけますか。こちらのほうでいいですか。この機会に真ん中に立っていただきましょう。
 ご紹介致します。宮古地区はかぎすまグリーンツーリズム研究会の会長、野原優子さんです。「かぎすま」というのは美しい島と書いてかぎすまグリーンツーリズムなんです。現在、会員が16名だそうですけれども、ノハラさん、前に出ないとグリーンツーリズム、発展しないから、どうぞ真ん中でやってください。せっかく空を越えて海を渡ってやっていらっしゃいましたので、よろしくお願い致します。
 野原優子さん、宮古の研究会の会長です。お願い致します。
(野原) 今日は一生懸命飛行機に乗りまして来ましたけれども、こんな立派なところに立てるという予定もなく、のほほんと来ました。
 宮古地区のグリーンツーリズム研究会はことしで4年目になります。沖縄県では一番最初の研究会の立ち上げということで、わからないことも多くて、最初からずっと会長をやらせていただいて、本当に何もできない会長なんですけれども、会員の方たちが今は16人ということで、とてもまとまりがよくて、名前だけの会員とかではなくて、何か頼むとみんながぱっと集まってということで、去年は雑誌に、8ページのすべてカラーの取材を受けまして、宮古の古くから伝わる、皆さんはこちらではどうですか、ちょっとよくわからないんですけど、パパイヤの根も宮古島では食べるんですね。根をおこして食べるところの取材とか、こちらであるのかな、ちょっとよくわからないんですけど、小豆のお料理とか、とても宮古らしくて、受けたお宅が75だったかな、結構お年を召したおばあちゃまのお宅で受けたんですけど、3年目とか4年目とかという、とても古いおみそを使ってお料理をしまして、とても懐かしい味がして、気がついてみると、ほとんどみそ味が多いんですね。宮古島のお料理って。私もあまり気がつかなったんですけど、できたお料理はほとんどみその似たような色で、一体なんなのかよくわからないというのもあったんですけど、でも、取材の途中でそれぞれの家庭をどういう食材を使うとか、どういうふうに料理するとか、つぶさにいろいろ取材を受けまして、8ページにわたっていろいろと紹介していただきまして、そのときもみんなやろうということで決まったら、一生懸命みんなが手伝ってくれて、それぞれ自分たちの畑でできた食材をみんなで持ち寄ってという形で受けました。
 本当にグリーンツーリズムというのはだれか突出して偉い人がいてやるというわけではなくて、みんなで一生懸命頑張って自分の地域を伸ばしていく、またそういう地域をみんなで活用していく、少しずつの歩みかもしれないけれども、みんなが少しずつ伸びていく、またそういう地域に対して自分たちがしっかりした自信と理念を持っていくということを、なんとかみんなでやっていきたいなと考えながら、一生懸命みんなと頑張っております。今後ともよろしくお願い致します。
(拍 手)
(崎山) どうもありがとうございました。
 宮古の美ら島グリーンツーリズム研究会の会長、野原優子さんでした。野原さん、こういうときはこのカラーページの8ページ、雑誌も一緒に持ってきて見せてください。よろしくお願い致します。ありがとうございます。
 続いて八重山地区です。八重山グリーンツーリズム研究会の宮良真知子さん、よろしくお願い致します。宮良さんも同じように真ん中で。本当はこの席に一緒に並んでいただきたかったんですよ。よろしくお願い致します。
(宮良) どうも、皆さん、はじめまして、宮良真知子です。八重山グリーンツーリズム研究会の代表ということなんですけれども、実は会長の花谷さんが、今、ゴーヤーとキュウリの最盛期で、今日は500kg出荷しないといけないということで、私が急遽かわってまいりました。よろしくお願いします。
 八重山グリーンツーリズム研究会は県の講座を受けまして、その中のメンバー18名で研究会を立ち上げまして、賛助会員が3名ぐらい、まだできたてという感じなんですけれども、でも3年目に入りました。一応、何をしていますかというと、モニタリングと勉強会、実践というか、営業している人がまだ3〜4名ということで、これからやりたいという方が多いわけですね。そういう人のモニター、みんなで参考意見を言ったりすることで訪ねていって、こういう体験をしたいというのでやってみたりという、そういうモニターをやっています。
 それで、勉強会はこの前は消防署の隊員の方をお招きして、救急救命、応急手当の講習を受けました。みんなわあわあ言いながらやりましたけど。講習を受けると認定証みたいなものをもらえるんですよね。これをみんなでもらって喜んでいます。年に一度ぐらいはやったほうがいいということで、簡単には覚えられるものではないですね。そして、あしたの予定になっているんですけれども、保険の講座、大同火災の方をお招きして講習を受けることになっています。こういうのは今のうちに勉強しておこうということで、みんな積極的に取り組んでいます。
 それと、研究会ができたと同時にGT通信というのを発行しています。受付のところのパネルの前にいっぱい置いてありますので、もし興味のある方は見てください。会員の1人に字を書くのが好きな人がいまして、一生懸命書いてくれています。あとは、ロゴマークがないと名刺もつくれないねということで、これは私がガジュマルをデザインしてつくったんですけど、これを息子がパソコンでいじって仕上げてくれたんですけれども、ガジュマルと、それからキャッチフレーズ、八重山の島々のんびり体験というのをみんなで考えて入れました。
 これを名刺の中に入れようねということでやっています。急遽パソコンでつくって、名刺をこんなふうに、私たちは宮良農園と言っていまして、石垣島で観光農園をやっているんですけども、アピールしようかなと思ってつくって持ってきました。
 せっかくおっしゃってくださいましたので、宮良農園のPRをさせてください。石垣島の名蔵湾に面していまして、この名刺にも書いたんですけど、うちはパッションフルーツの栽培が主でして、パッションフルーツのおいしい海辺の農園ということでキャッチフレーズもつけました。
 また、息子たちが焼き物をやっていまして陶房もそばもありますので、そういうものを見たりということもできるということで、特に体験というのはやってないんですけども、農場がすぐ下にありますので、農場を見ながらまた浜辺にも下りてという、自由散策というのを手軽なグリーンツーリズム体験ではないかということでやっています。結構これもウケています。あんまり自然をいじりたくないんですね。そのままにしていて、コンクリートで固めるようなこともしたくないということで、道路も草もいっぱいで、そういう感じでやっていますけれども、それが大変いいということで、いじらないでねとよく言われます。そんな感じでうちはやっていこうかなと思っています。
 それで、私の考えかなと思いますけども、八重山、沖縄もそうですけども、西洋とか大和のマネをしないで沖縄独特のものを生かして何かできるんじゃないかなと思っているんですよね。八重山でもそういうのがあるんじゃないかということで、みんなで考えて八重山独特のグリーンツーリズムができないかなと模索しているところです。それでよろしいですか。
(拍 手)
(崎山) どうもありがとうございました。
 先日、実は宮良さんのところに私はお邪魔したんです。景色がとてもよくて、喫茶店の前で名蔵湾を見ているだけで本当にすばらしい気持ちになりました。ですから、ほかのマネではなく、八重山独特のものをやりたいと言った、その景観を守りながらやっていらっしゃいました。ありがとうございました。
 それでは、南部地区の研究会会長の神谷美枝子さんにお願いしたいと思います。
 神谷さん、よろしくお願い致します。しらかわファームで有名ですよね。あちこちによく紹介されています。では、神谷さん、よろしくお願い致します。
(神谷) こんにちは。しらかわファームの神谷と申します。
 実は14年度から16年度までは皆さん、沖縄県から一緒に講座を受けまして、南部が少し進んでいるというお話がありましたけれども、ただ、6月はみんな一緒だと思います。4年間で学んだものをまず実践してからでないと、次の課題が見つからないということで、南部地区では役員を決めてもらって、その5名の役員で内容を検討して、会員は正会員が12人、準会員が18人で、約30人でスタートしました。夏休みの第1回目は8月7日、親子をターゲットにして3市町村で実践しました。11月には2回目を実践しまして6町村になりました。合計200人余りの受講生がおりまして、よそと同じですけども、違うところが一つありまして、それを報告したいと思います。
 普通ならば農家が窓口になって実践して、そして2〜3時間の体験学習をして、1カ所で学ぶ方法と、またハーブ体験はつみ取りをなさって、それからハーブの料理屋さんで食事をしてもらうという流れのほうがすごく参考になりますので、もしよそででもできましたら、南部ではこれが私はいいんじゃないかなという気はしました。1人で体験学習から食事までとなると、相当な負担があります。私のほうでもそれを実践しましたけども、人材も必要だし、仲間のグループのほうもお手伝いしてくれますけれども、やはり、リレー的体験学習もいいんじゃないかなという、私の個人的な意見です。
 よかったところは、やはり多くの人たちに喜んでもらったことです。南部ではまだ仲間に入ってもらっている行政は少ないんですよ。今後の課題は行政も一緒になって、皆さんに楽しんでもらえるこのグリーンツーリズムをみんなにPRしたいなと思っています。
 それから、思うには、締め切り間際に申し込みが殺到する、この例は皆さんから意見を聞きたいなと思っています。
 あとは、シンボルマークは皆さんも同じようにやっていますけど、南部のほうでも検討中で、次回からはこれを活用していきたいなと思っています。皆さんも最初のお話にありましたように、行政に関心のないところは少し教育してほしいということ、一番の課題ですので、よろしくお願いします。以上です。
(拍 手)
(崎山) 神谷さんのスレートな表現、ちゃんと関係者の方、しっかりと受け止めていただきたいと思います。南部地区も神谷美枝子さんのところはお花もそうですけど、お花を収穫して生け花の教室と結び付けるとか、しらかわファームは非常に新しい提案をしていらっしゃいます。ありがとうございます。
(崎山) それでは、ここで恩納村商工会、ふれあい体験学習を進めています、この事例を名城一幸さん、我が村の受け入れネットワークについてということで、これから報告をしていただきます。
 名城さん、お願い致します。

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