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平安山良信『もっと、本部を体験しよう!』

(平安山)
 皆さん、初めまして。本部町役場産業振興課の平安山と申します。これから本部の紹介をさせていただきたいんですが、まず10秒ぐらい私の自己紹介をしてよろしいですか。
 私は、本部町役場に勤めていますが、生まれは那覇で育ちは浦添です。先ほど平田先生からもお話ありましたけど、外から見る目も、中から見る目も大切ということで、町外出身でとても本部はいいところだと思っていて、実際中に入って、中から今本部を見て仕事をしています。
 こういうシンポジウムで話をするのは初めてでちょっと緊張してるんですけど、簡単に今までやってきたことをお話しさせていただきたいと思います。座って説明させていただきます。
 皆さん、資料の8ページをご覧ください。本部町はもっと本部を体験しようということで、今グリーンツーリズムを推進しています。一番はじめにあります活動する動機とこれまでの経緯なんですが、皆さん、本部といったらどういうイメージがありますかね。
 今の時期でしたら、桜祭りとか、あと海洋博、いろいろありますけど、みかん狩り。グリーンツーリズムでも本部町は結構有名な地域です。特に伊豆味地区を中心に、民間レベルでグリーンツーリズムが盛んに行われております。海洋博公園も本部町にはあるんですが、結構観光客が多く本町を訪れている中で、そのほとんどは海洋博の日帰りのお客様で、実際本部町でグリーンツーリズムを体験する方は非常に少ないのが現状です。
 最近は、ちゅら海水族館もできまして、余計みかん狩りのお客さんが減ったという話も聞いているんですが、そういうこともありまして、本町では、これまでにグリーンツーリズムのソフト事業を導入いたしまして、伊豆味地区を中心としたあじさい祭りの支援とかをやってきております。
 2段目に移りまして、活動の概要と現況です。
 簡単にお話させていただきますが、平成12年度に本部町で都市農村交流推進協議会を立ち上げまして、都市農村交流対策事業というグリーンツーリズムのソフト事業を導入して、伊豆味地区のあじさい祭りを開催するためのソフト事業を行ってきております。実際、県外に視察研修に行ったり、あじさいを植えるための肥料をこの事業を使って助成してきています。
 平成15年度からは、伊豆味地区で進めてきたグリーンツーリズムを町内全域で推進するために、県の地域連携システム整備事業を導入いたしまして、地域住民を含めたワークショップを通して、地域でどんなしたらグリーンツーリズムを受け入れられるかということを勉強してきました。
 3番目です。実践している活動、情報を発信している事例にについてなんですが、去年平成15年、一番新しいものなんですが、具志頭村で村おこしを携わっています上原武計さんをコーディネーターに招きまして、本部町内の実践者、また老人会、婦人会、そういった方々も含めて、ワークショップを3回実施しています。
 ワークショップでは、本部にはどういった地域資源があるかというものを再認識するために、各グループに分けて、本部にはこんないいのがあるよというのを出してもらったり、実際に本部にある交流施設に行って、乳搾りを体験したり、あとイカダ釣りを体験したりしました。最後には、成果品ということで町内のマップ、そばにグリーンツーリズムのマップがありますが、マップをつくっております。このマップの裏に、各施設ごとの、裏はちょっとないんですけど、こういった形で、各交流施設の紹介をマップの後ろで紹介しております。
 次、これから手がけたいことや課題等ということで、本部町は地域の特色ある農業、また藍染めとかいろいろ歴史・文化、山とか海の自然を生かして、都市住民が気軽に本部に来れるようなゆとりの場をつくることを、グリーンツーリズム推進の目標として進めております。
 今現在、伊豆味の山の上のほうにユートピア牧場さんとか、あとまたみかん狩り、またイカダ釣り、そういったのもあるんですが、そういったのに続いて、本部にはもっといろいろな地域資源がありますので、そういった地域の特徴を生かしたグリーンツーリズムの活動の場をつくり出す必要があるということです。
 今現在、活動をしているこういう交流施設については、地域内での受入態勢の強化、あと実践の仕組みづくり。今、各地域地域で活動しているのがありますから、これを線で結んで連携して受け入れできる仕組みづくり。
 あと、今回グリーンツーリズムのワークショップをやって感じたことなんですが、地域住民がグリーンツーリズムについてまだ理解してないというのもあったんです。名前を聞いたことがあるけど実際行ったことがないとか、そういったのもありまして、地域の浸透も大きな課題であります。
 最後に行政への要望としてなんですが、町や県などの関係機関が連携しまして、地域住民のグリーンツーリズムの趣旨の理解浸透を促す活動、地域間や各活動の連携、既存活動への支援などがこれから必要だと思います。
 簡単ですが、以上です。
(拍 手) (本村)
 どうもありがとうございました。
 申し遅れましたんですが、皆さん方には発表終わってから、討議に入っていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 本部町では交流推進協議会を設立して、そして伊豆味地区を中心に地域おこしをなされていると。それにまたはずみをつけるために、地域連携システム整備事業を通してワークショップを行ってきているということふうなことでございました。

(本村)
 では、引き続きまして、下地町農林水産課の平良研三さん、よろしくお願いいたします。


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