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那覇空港が抱える課題

 那覇空港は、沖縄県の玄関口であり、県民生活や経済活動の面で重要な役割を果たしています。 ところが、「那覇空港は将来的に需給が逼迫することが予想され、現在の空港能力では間に合わなくなる」と指摘されています。 そこで利用者の視点に立って、那覇空港の課題を整理してみましょう。

夏場の観光シーズンや年末年始などには、航空便の予約が取りにくくなっています。
 夏の観光リゾート地としての特性から、夏季に旅客が集中しています。 その結果、予約が一杯で航空券が購入できず、沖縄に来訪することを取りやめた人もいます。
 このような、取りやめ行動を解消できれば、県経済に大きな効果をもたらすと考えられます。

昼間特定の時間帯に便が集中する特性があります。

出到着機によるエプロンの混雑(午前11時台)
 本土から距離が離れている沖縄の地理的特性などから、11時〜12時頃に那覇空港に到着する便が集中しています。
 利用者である観光客の多くは、この丁度良い時間帯に予約が取れない場合、他の観光地に変えるなどの取りやめ行動が発生しています。
 このような、取りやめ行動を無くすことができれば、県経済に大きな効果をもたらすと考えられます。

出発と到着の航空機が渋滞し出発や到着遅れが発生しています。
 便の発着が多い時間帯には、滑走路手前や誘導路での待機などにより、出発や到着に遅れが発生する場合があります。
 沖縄訪問客の快適な旅行を支えるとともに、県民の生活の安定を支える上で、定時性を確保することは重要と考えられます。

到着機の着陸を待って
滑走路手前で待機する出発機2機


滑走路が1本であるため、さまざまな制約があります。

深夜に行われる滑走路の維持工事
 全国でも有数の発着回数がある那覇空港ですが滑走路が1本であるため、事故などの不測の事態に対して余裕がありません。 また、滑走路の維持に必要な工事を行う場合も、工事時間の確保が難しい状況です。

現国際線旅客ターミナルビルの利便性の向上には限界があります。
 那覇空港の国際線旅客ターミナルビルは、オープンして既に20年近く経過しています。 これまでも増築や機能向上も図られてきましたが、利用者などからは様々な問題が指摘されています。
国際線旅客ターミナル

貨物施設は現ターミナル地区内での機能向上は困難です。

荷捌上の混雑状況
 航空貨物代理店などの施設利用者から「車両動線」が輻輳していること、「作業スペース」の狭隘化、施設配置の問題などが指摘されています。


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