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空港能力の見極め

 航空需要予測の結果から、現在の空港の機能や規模でいつ頃まで需要に対応できるのかについて検討を行います。 また、現状1本の滑走路で航空機がどの程度まで発着可能かは特に重要ですので、将来の発着回数から見た空港能力の見極めについて 重点的に検討を行います。

運用パターンの考え方
 旅客ニーズや相手空港の運用時間などを考慮するとともに、那覇空港の1時間あたりの滑走路処理容量の代表値である33(回/時) を超えないよう、1日の運用パターンを設定しました。
 この結果、運用パターンから求めた1日辺りの発着回数は370〜380(回/日)となります。


日発着回数と空港能力
 那覇空港は、特に8月の旅客数が多く、沖縄県の経済が観光産業に大きく依存していることを踏まえれば、 夏場の観光需要に適切に対応することが県経済の発展のためにも重要です。このため、空港能力の見極めについては、 夏季のピーク月である8月の状況に着目して行うこととします。

 「8月の日発着回数」と「運用パターンから求めた日発着回数」を比較した結果、 2015年度頃には全ケースで1日の日発着回数に達し、滑走路の利用に余裕がなくなることが予想されます。


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将来の座席利用率の見通し

 現在、夏季ピーク月における月平均座席利用率は全路線平均で75%となっており、特に混雑が激しい羽田路線については約80%で 「ニーズの高い時間帯の便はほぼ満席」の状態です。

 2015年度以降、増加する需要に対し増便が出来なければ、夏季ピーク月の月平均座席利用率は全路線の平均で約80%以上に達し、 便の予約が困難さを増していくことが予想されます。

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那覇空港の能力限界が沖縄県経済に及ぼす影響

 現在でも夏季ピーク時をはじめとして、年間17万人の旅客が、予約がとれず沖縄訪問を取りやめています。 将来増便が出来ない場合、2015年頃には、年間約19〜43万人が沖縄県を訪問できないという状況になると予想されます。

 沖縄訪問ができなくなることによる県経済の年間の損失を試算すると、現在においても約190億円に上っており、 2015年にはさらに拡大し220〜490億円になると予想されます。

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