沖縄の海岸
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 沖縄県の沿岸域には、エメラルドグリーンに輝く海や白い砂浜、波の侵食でできた琉球石灰岩のがけなどがあり、美しい独特の自然景観が訪れる多くの人を魅了しています。

 珊瑚礁・干潟・砂浜などによって構成される海岸域には、多種多様な動植物が生息しています。特に島々を取り巻く珊瑚礁内に形成されている、「イノー」と呼ばれる浅い海では、南西諸島固有の海の生物も多く特異な生態環境を育んでいるといえます。

 また、人と自然とが共存してきた沖縄では海との関わりも色濃く残っていて、言葉や風習、伝統行事などさまざまな暮らしの場面で、今でも確認することができます。

・エメラルドグリーンの海
・白い砂浜
・多種多様な動植物
・琉球石灰岩の海食崖


●海に関連する行事(一例)
ハマウリ
(浜下り)
 旧暦3月3日ごろ、家族連れで海辺におりて潮干狩りなどをして遊ぶ行事。女性が海水で身を清めるという由来がある。
アブシバレー
(畔払い)
 旧暦4月中旬ごろ行われる農作物への害虫除けの行事。アブシとは田や畑の畔(あぜ)のことで、バレーは「払う」意である。
ウンジャミ
(海神)
 旧暦7月ごろ沖縄本島の中部から北部にかけて行われる祭事

●沖縄の海の生物
 沖縄の海には多種多様な生物が生息し、豊かな自然環境を形成しています。
  サンゴ礁が広がる阿波連海岸
(渡嘉敷村)


琉球石灰岩の海食崖万座毛
(恩納村)


ウミシダとハナダイ
(渡名喜島)


熱帯の原生林に似た珊瑚礁
(国頭村)


これからの海岸整備