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日本最西端の島、与那国島は今ちょっとしたブームなのだ。
なぜか?
宇多田ヒカルが住んでいるわけでもなく、
スターバックスコーヒー与那国店ができたわけでもない。
地元のダイバーが妙なモノを発見したからだ。
1986年のある日、彼はいつものようにダイビングをしていた。
この付近は潮の流れが速いせいか、カラフルな熱帯魚も見あたらないしサンゴの大平原にも出会えない。潜っても潜っても退屈な景色、ひろがるのはただただ青い海、海、海・・・。
「『グラン・ブルー』のジャン・レノみたいだな」
何となく海底を眺めたそのとき、彼はこう叫んだ(と思う)。
「なんじゃこりゃ!」
退屈なはずのスポット、荒川鼻沖合の海底には
人が手を入れたっぽい直線的な岩壁が続いていた。
よく見るとそこらじゅうが建造物でぇすと言わんばかりの造りをしている。
しかも、でかい。
「・・・住宅展示場?」
と彼が思ったかどうかは知らないが、かくして与那国の奇妙な海底は世界じゅうの研究者やダイバーやテレビのディレクターたちの注目を集めたのだ。
その後、何度も調査や取材が行われ、いろんな人がいろんなことを言い始めた。
「こりゃ、海底遺跡じゃ!大発見じゃ!」
「自然にできたんだってばよ」
「ムータイリクじゃないかしらん」
「ブー、ハズレ」
「あ、今俺の足踏んづけやがったなコンニャロ!」
・・・と、大変な騒ぎは今も続いている。ふう。
このバカでかい水中モデルルームが本当に海底遺跡なのかどうか、今のところわからない。でも、僕らはもう気付いてるのだ。海底遺跡であろうとなかろうと、そんなことは大したことじゃないんだってコトを。
白黒つけたからってハッピーになれるとは限らない。それよりも、「もし海底遺跡だったらチョーすげーな」「ここに住んでた人ってふやけてそう」「沈んじゃったんだとしたら浮かんでくることもあんのかな」「バサロ?」なんて、みんなでワイワイやるほうが面白いに決まってる。せっかく見つけたステキなおもちゃなんだから飽きるまで遊んでみよう。
まあそういうことで当コーナーではこの「遊び場」のことを親しみを込めて「海底遺跡?」と呼ぶことに決定。声に出して読むときも、心の中でつぶやくときも「?」のところで首をチョコッとかしげてくれるとありがたい。「?」ひとつでみんながいろんなコトを想像できるなんて、すばらしいアイデアだと思わないかい?
*このコンテンツはある程度フィクションです。
実在する人名地名とは無関係な場合もあります。
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与那国島(よなぐにじま)

遺跡ポイントは、沖縄県与那国島新川鼻の南約250mの沖合いにある。
遺跡の全長 東西:200m
遺跡の幅 南北:40〜50m
西側の半分約100〜120mが、人工的に切り出されたような形をしている。

「なんじゃこりゃ!」って絶対言うよな。

全部見えるとしたらこんなカンジ

このみちーはーいつか来た道?
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